高崎―中央　５回裏中央２死二塁から矢嶋が相手失策の間に、本塁に生還。６点目を奪う＝桐生球場

　第60回秋季関東地区高校野球大会県予選第７日は22日、桐生球場など県内３会場で４回戦６試合を行った。中央、前橋育英、桐生商、前橋工などシード勢が準々決勝進出を決めた。
　大会第８日は24日、県営敷島球場で残りの４回戦２試合を行う。

○…中央が小刻みに加点し、コールド勝ちを飾った。初回一死二、三塁から滝沢の適時打で２点を先制。二回以降、太田の適時打や相手失策を突き、毎回得点を重ねた。投げては先発・木村が被安打５に抑える力投。
　高崎は２点を追う二回二死二塁から１点差に迫ったが、粘れなかった。

○…投打に実力をみせた前橋育英が完封勝ちした。初回一死二塁から小板橋が右翼への本塁打を放ち２点を先制。三回にも小板橋、岩渕の連打で２点を加えた。七回一死三塁から犠打で５点目を奪い、勝負を決めた。
　関学附は二、四回に好機をつくるも、あと一本が出なかった。

○…３投手の継投で前橋工が完封勝利した。二回一死二塁から篠崎の適時打で先制。七回には片山、小菅の連続三塁打を含む４連打で３点を奪い、リードを広げた。投げては根本、高橋、町田の継投で逃げ切った。
　榛名は三回に２本の安打で好機を広げたが、続かなかった。

○…桐生商が13安打10点の猛攻でコールド勝ちした。三回に川口、諏訪の三塁打などで２点を先制。四回には打者11人で５安打を放ち、６点を奪取。六回一死一、三塁から吉野の２点適時二塁打で勝利を決めた。
　伊勢崎工は四、五回に走者を出したが、好機を生かせなかった。

○…好機を確実に生かした樹徳が競り勝った。四回二死三塁から岡保、岡貴、倉林寛の安打などで２点を先制。五回に飯塚の適時二塁打で１点を加えると、八回にも米田が適時二塁打を放ち、突き放した。
　高崎東は五回二死満塁から押し出しで１点をかえしたが、終盤粘れなかった。

○…渋川が16安打を放ち、打ち勝った。初回に黒岩からの３連打などで３点を先制。同点で迎えた四回一死一、三塁から小嶋の三塁打で勝ち越しに成功。六回にも町田、田中の適時打でリードを広げた。
　桐生は三回二死満塁から佐藤、斎藤の連続四死球で追いついたが、あと一本が出なかった。